歯を失ったときに行う「補綴治療」とは?|名古屋市緑区の歯医者|徳重ガーデン歯科 矯正歯科

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歯を失ったときに行う「補綴治療」とは?


補綴(ほてつ)とは、レジンや金属、セラミックなどの人工物を用いて歯を補う処置を指します。


むし歯・歯周病、不慮の事故などが原因で歯を失ってしまった場合は、補綴治療により、歯の噛む機能と見た目を回復することが可能です。


主なものとして、失った歯を補う補綴治療は以下の3種類があります(※)。


・インプラント

・ブリッジ

・入れ歯(部分入れ歯、総入れ歯)


(※)むし歯治療などで用いる詰め物・

被せ物も補綴治療の一種です。


今回は、歯を失ったときに行う「補綴治療」について、それぞれの治療方法の特徴をご紹介します。


■インプラント


◎失った歯の箇所の顎の骨に人工歯根を埋め入れます

インプラントとは、お口の中に、安定性が高い人工歯根を作る治療方法です。


インプラント治療では、失った歯の箇所の顎の骨(歯槽骨)にネジのような形をしたインプラント体(フィクスチャー)を埋め入れ、人工歯根を作ります。


◎インプラントのメリット

・人工歯根により、高い安定性がある(硬い物もしっかり噛める)

・ほかの歯を傷つけない

・固定式のため、ご自身の歯に近い感覚で使用できる

・セルフケアがカンタン(基本的な毎日のお手入れはいつもの歯みがき+歯間清掃でOK

・発音の邪魔をしない

・自然な見た目の歯に近づけられる(透明度が高く、光をよく透すセラミック製人工歯を使用した場合)

・平均耐用年数が10~15年で寿命が長い(※)


(※)平均の期間です。毎日のセルフケアと歯科医院で受ける定

期メンテナンスを継続することで、平均期間以上にインプラ

ントを保つことも不可能ではありません。なお、ケアが不足

した場合は平均以下の耐用年数になるケースがあります。


◎インプラントのデメリット

・外科的な手術が必要

・手術にともない、細菌感染のリスクやインプラントが脱落するリスクが存在する

・治療後、ケアが不足すると歯周病の一種のインプラント周囲炎を発症する可能性がある

・自由診療のため、治療費が大きい(※)


(※)先天性の無歯症など、国が指定する疾患に該当する場合

は保険でインプラント治療を行えるケースがあります。


■ブリッジ


◎失った歯の両隣の天然歯に連結した人工歯をかぶせます

ブリッジとは、失った歯の両隣(または片方)の天然歯に連結した人工歯をかぶせる治療方法です。


両隣の天然歯を支柱にし、失った歯の箇所に、橋を渡すようにして連結した人工歯をかぶせることから、「ブリッジ」と名付けられました。


◎ブリッジのメリット


・外科手術をせずに失った歯を補える

・そこそこ安定して噛める(失った歯の箇所に人工歯根がないため、インプラントと比べると安定性に劣る)

・固定式のため、入れ歯と比べてずれたり外れる心配があまりない

・保険が利き、比較的安価に失った歯を補える

・固定式のため、発音に大きな支障を及ぼしくにくい


◎ブリッジのデメリット

・人工歯をかぶせるときに両隣(または片方)の天然歯を削る必要がある

・失った歯の箇所に人工歯根がなく、噛む刺激が不足して顎の骨の吸収(顎の骨が溶ける)が起きることがある

・被せ物と歯ぐきの境目に歯垢が溜まりやすく、ご自身では歯垢を落としにくい(歯科医院で定期的に、境目の清掃を含む歯のクリーニングを受ける必要がある)

・毎日、フロスを通し、失った歯の箇所にかけた人工歯の底部を清掃する必要がある

・5~7年程度で定期的に作り替える必要がある


■入れ歯(部分入れ歯、総入れ歯)


◎取り外し式の義歯で失った歯を補います

入れ歯とは、取り外し式の義歯で失った歯を補う治療方法です。


部分入れ歯はクラスプという金具を残っている歯にかけ、使用します。


総入れ歯は顎と歯ぐきの粘膜のみで義歯を支え、使用します。


◎入れ歯のメリット

・外科手術をせずに失った歯を補える

・ブリッジのように歯を削る必要がない

・保険が利き、比較的安価に失った歯を補える


◎入れ歯のデメリット

・取り外し式のため、食べ物を噛んでいるときや会話中に入れ歯がずれたり外れることがある

・取り外し式のため、強い違和感を感じることがある

・取り外し式のため、固定式のインプラントやブリッジと比べると安定性が低く、硬い物や弾力がある物(お肉など)を噛みにくい・しっかり噛めない

・取り外し式のため、入れ歯がずれたり外れて発音に大きな支障が出ることがある

・人工歯根がなく、噛む刺激が不足して顎の骨の吸収(顎の骨が溶ける)が起きることがある

・毎日、入れ歯を外して清掃する必要がある

・3~5年程度で定期的に作り替える必要がある


【失った歯の治療方法でお悩みの方はお気軽にご相談ください】


失った歯を補う3種類の補綴治療をご紹介させていただきました。


歯を補う治療にはそれぞれにメリット・デメリットがあります。


硬い物や弾力のあるお肉もしっかり噛んでお食事を楽しみたい方は、安定性が高いインプラントがオススメです。安定性の高さに加え、インプラントにすることで残っている歯の寿命を延ばしやすくなるメリットもあります。


インプラントをはじめとして、当院では、患者様のお口の状態やご希望に合わせてブリッジ、入れ歯にも対応しています。


失った歯の治療方法でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。


徳重ガーデン歯科・矯正歯科
歯科医師
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