「治してもらったばかりなのに、詰め物の下がまたむし歯になっちゃった…」
「ちゃんと歯を磨いているのに、むし歯が再発するのはなぜ?」
歯医者さんでむし歯を治してもらったのに、詰め物・被せ物の下でむし歯が再発することを「二次カリエス」と呼びます。二次カリエスは歯のお悩みの中でも、特に多いものの一つです。
治してもらったのに、毎日ちゃんと歯を磨いているのに、なぜ、むし歯が再発するのでしょうか?
むし歯の再発には、さまざまな原因が関係しています。二次カリエスを防ぐには、原因に合わせて適切な対処・ケアを行うことが重要です。
今回は、「二次カリエスをひき起こす主な原因&対処方法」についてご説明します。
目次
■二次カリエスをひき起こす主な原因&対処方法
以下のような原因があると、二次カリエスが起きやすくなります
①詰め物・被せ物と歯のあいだにすき間がある
お口の中には、むし歯菌や歯周病菌など、たくさんの細菌が棲んでいます。
歯の形に合っておらず、詰め物・被せ物と歯のあいだにすき間ができてしまう精度が低い詰め物・被せ物を不良補綴物(ふりょうほてつぶつ)と呼びます。
不良補綴物の場合、すき間からむし歯菌を含む細菌が侵入しやすく、二次カリエスが起きやすいです。
{補綴物の劣化により、二次カリエスがひき起こされるケースも多い}
保険の銀歯は、接着剤との適合性があまり良くありません。また、銀歯の治療で用いる接着剤は劣化する場合もあります。接着剤の劣化により、銀歯の詰め物・被せ物と歯のあいだにすき間ができてしまい、二次カリエスをひき起こすケースは少なくありません。
保険の白い詰め物・被せ物であるレジンもプラスチック樹脂のため、劣化することがあります。
保険の白い詰め物にしたら、年数が経って詰め物が黄ばんできた…などのご経験をされた方もいらっしゃるかと思います。
黄ばみのほか、レジンの劣化にともなうひび割れや欠けにより、詰め物・被せ物と歯のあいだにすき間ができ、二次カリエスをひき起こすケースもあります。
≪対処方法≫
・セラミックやゴールドなど、歯にぴったりと密着しやすい素材を選ぶ
・歯の形に合った、精度が高い詰め物・被せ物を作製してくれるクリニックを選ぶ
②誤った方法で歯みがきをしている
誤った方法で歯みがきをしていると、歯垢や食べかすなどの磨き残しが出やすいです。歯垢にはむし歯菌が棲み着いているため、磨き残しにより、二次カリエスが起きやすくなります。
≪対処方法≫
・正しい方法でブラッシングする(自己流で歯みがきをしている方は要注意です)
・歯科医院でブラッシング指導を受け、正しいブラッシング方法を身につける
③砂糖を摂り過ぎている
清涼飲料水や果物ジュース、お菓子などに含まれる砂糖や液糖はむし歯をひき起こす原因になります。
≪対処方法≫
・砂糖や液糖の摂取をできるだけ控える
・砂糖の摂取量は1日15~20g以内に抑える
■保険の銀歯・レジンでお困りの方にオススメの「セラミック」
すべての原因ではありませんが、保険の銀歯・レジンは二次カリエスになりやすい、というデメリットがあります(※)。
(※)保険の銀歯・レジンが必ずしも二次カリエスをひき起こす
訳ではありません。適切な治療を行えば、保険の銀歯・レジン
でも、二次カリエスを防ぎやすくすることが可能です。
保険の銀歯・レジンによる二次カリエスでお困りの方にオススメなのが、「セラミック」です。
セラミック製の詰め物・被せ物には、以下のようなたくさんのメリットがあります。
[セラミック治療のメリット]
メリット①適合性が良く、歯にぴったりと密着するため、二次カリエスになりにくい
メリット②吸水性が低く、詰め物・被せ物が劣化しにくい
メリット③詰め物・被せ物を自然な白さの歯の色に近づけられる
メリット④着色しにくく、自然な白さを長く保ちやすい
メリット⑤非金属のため、金属アレルギーを起こさない
(※)二次カリエスを防ぎ、セラミックの補綴物の美しさを保つため
には、毎日のセルフケア(歯みがき+歯間清掃)、および、
歯科医院での定期的なメンテナンスが必要になります。
【二次カリエスや銀歯の見た目、金属アレルギーでお困りの方はお気軽にご相談ください】
愛知県名古屋市緑区の徳重ガーデン歯科 矯正歯科では、金属素材を用いないメタルフリーの歯科治療「セラミック治療」を行っています。
治療では、強度が高いジルコニアセラミックをはじめとして、非金属の素材であるセラミック製の詰め物・被せ物にすることで、以下にアプローチいたします。
[セラミック治療の主な目的]
・二次カリエスの予防
・お口の見た目の改善
・金属アレルギーの予防
二次カリエスや銀歯の見た目、金属アレルギーでお困りの方は、当院までお気軽にご相談ください。