歯科矯正中の食事で気をつけていただきたいこと|名古屋市緑区の歯医者|徳重ガーデン歯科 矯正歯科

052-838-5505

TOPICS トピックス

052-838-5505

歯科矯正中の食事で気をつけていただきたいこと



歯の矯正では、ブラケット装置やマウスピースなど、矯正装置をつけ、歯並びを整えていきます。


矯正装置をつけることにともない、歯の矯正中は、噛むのを控えていただきたい物など、食事における注意点も。


今回は、「歯科矯正中の食事で気をつけていただきたいこと」について、お話しします。


■歯科矯正中の食事で気をつけていただきたいこと


◎(ブラケット矯正・マウスピース矯正どちらも)矯正中は、前歯でかじり取る物、硬すぎる物は避けましょう

ブラケット矯正は固定式、マウスピース矯正は取り外し式のため、それぞれに矯正中の注意点が異なります。


それぞれに注意点が異なりますが、共通の注意点も。


矯正方法を問わず、歯科矯正中の食事では、以下のような物は避けましょう。


[歯科矯正中、避けるべき物]


  • 前歯でかじり取る物

    骨つきの肉、芯がついているとうもろこし など


    前歯でかじり取る物は、前歯が前方へひっぱられやすいです。矯正の動きをさまたげたり、歯並びが乱れる原因になります。

    なお、骨から肉を外す、芯からとうもうろこしを取るなど、前歯でかじり取る動作をしなくて良い状態であれば、上記のような食材は食べても構いません。


  • 硬すぎる物

    氷、飴玉、地方名産の硬いお菓子 など


    硬すぎる物を噛むと、顎の骨に負荷がかかりやすくなります。噛んだときの負荷が増すことにより、矯正の歯の動きがさまたげられるおそれも。

    なお、硬すぎる物でも溶かしてorやわらかくしてあれば、上記のような食材は食べても構いません。


—–


上記が、矯正方法を問わず、歯の矯正において気をつけていただきたい共通の注意点です。次の項からは、それぞれの矯正方式ごとの注意点をご説明します。


■ブラケット矯正中の食事で気をつけていただきたいこと


◎固定式のため、ブラケット矯正中の食事では制限がかかります

ブラケット矯正は、固定式の矯正装置を用いる矯正方法です。固定式のため、控えていただきたい物が多く、矯正中の食事に制限がかかります。


[ブラケット矯正中、避けるべき物]


  • 歯や矯正装置にくっつきやすい物

    ガム、ソフトキャンディー、キャラメル、水あめ など


    くっつきやすい物が原因で矯正装置が外れたり、装置が破損する場合があります。装置への不具合に加え、くっつきやすく糖分が含まれる物はむし歯の原因になるリスクも。

    なお、ゼリーやプリン、ヨーグルトなどは食べてもOKです。食べてもOKですが、ゼリーやプリンには糖分が含まれている物が多いため、食べた後は歯をみがきましょう。


[ブラケット矯正中、気をつけて食べていただきたい物]


繊維質の物


  • もやし、ニラ、長ねぎなどの繊維質の野菜
  • えのきなどの繊維質のキノコ類
  • 魚、鶏肉などの繊維質の魚介類・肉類

細かい粒や細かい食片になる物


  • アーモンド、ピーナッツなどのナッツ類
  • ごま、ひまわりの種などの種子類
  • 粒コショウなどの調味料
  • 七味・一味唐辛子などの香辛料
  • ひき肉などの肉類

繊維質の物、および、細かい粒の物や細かい食片になる物は、歯と装置のあいだに挟まりやすいです。矯正装置が外れたり、装置が破損する原因になることがあります。


◎装置に合わせた歯みがき・歯間清掃を行い、ブラケット矯正中のむし歯・歯周病リスクを低減することが重要

ブラケット矯正では、装置に合わせた歯みがき・歯間清掃の仕方を歯科医師・歯科衛生士から教えてもらいましょう。装置に合わせたセルフケアの仕方を教えてもらうことで、ブラケット矯正中のむし歯・歯周病リスクの低減にアプローチできます。


■マウスピース矯正中の食事で気をつけていただきたいこと


◎取り外し式のため、マウスピース矯正ではいつも通りの食事を楽しめます

インビザラインなど、マウスピース矯正は取り外し式です。取り外し式のため、マウスピース矯正ではいつでも自由にマウスピース取り外して、いつも通りの食事を楽しめます。

装置を外して、歯をしっかりみがくことも可能です(※)。


(※)マウスピース矯正中は、1日20時間

以上のマウスピースの装着が必須です。


マウスピース矯正中は、前述の前歯でかじり取る物と硬すぎる物を除き、ブラケット矯正のような食べ物の制限はありません。


【矯正中のルールを守り、ご自身が思い描く理想の歯並びへ一歩ずつ進んでいきましょう】


避けるべき物、気をつけなければならない物など、歯の矯正中(特にブラケット矯正)は食事をはじめとして、お口周りに様々な制限がかかります。


様々な制限がかかりますが、スムーズに歯を動かすためには、食材の注意点やマウスピースの装着時間などの矯正中のルールを守ることが欠かせません。


食材の制限については、矯正が進むとだんだん慣れてくることが多いです。慣れてしまえば、矯正中の食事におけるストレスを感じにくくなります。


理想の歯並びを得るために矯正中のルールを守り、一歩ずつ、矯正治療のゴールへ進んでいきましょう。


徳重ガーデン歯科・矯正歯科
歯科医師
⇒院長の経歴はこちら